ストラト ピックアップ交換 Custom’69
ストラト ピックアップ交換 Custom’69
Fender Japanの黄色いストラトのピックアップを交換しました。
元々59年のストラトのサブとして購入したのですが、(アメリカに持っていくのに、空港で手荒く扱われても心配しなくて済むので)当然ですがあまりに音質に差があるので、2点支持のトレモロユニットや、ノイズレス・ピックアップを搭載して、全くキャラクターの異なる「今っぽい使える音」を目指していました。
しかし出てくる音は、「今っぽいのかもしれないけど、どうしても好きになれない音」でした。時が経つとともに我慢できなくなり「なんとかしなければ」と思うようになりました。
ちょうどそんな時に知り合いが貸してくれたEシリアルのストラトも結構良い音がしていて、さらに気持ちもあおられました。
ノイズレス・ピックアップについて少し調べてみましたが、ポットの値も普通のストラトとは違い、ボリューム・ポットには抵抗のような物が2つハンダ付けされていました。
ピックアップだけでなく、ポットも換えた方が良さそうだと思い、一緒に購入しました。
メインのギターはハカランダ指板の暗くて重いトーンなのですが、サブのギターで今出したいのは70年代初頭ぐらいのメイプル指板のギターが持つ、明るくてコロコロとしたトーンなので、ピックアップ選びはちょっと悩みました。
70年代のストラトの音を売りにしているリプレイスメント・ピックアップというもの自体、ほとんどその存在を聞いたことがありません。
かといって本物の70年代のピックアップはちょっと手が出ないし、さてどうしよう?というときに目にとまったのが、コレです!
Custom '69 Strato ピックアップです。
'69年といえばウッドストックのジミヘンかな。その辺を狙ってるんだとしたら、バッチリなはず。ちょっと金属音みたいな高音で、バリンとしてて、太すぎず、明るめの音。
おまけに巻いているのはかの有名なアビゲイル・イバラ女史。まだ健在だったんだ?ていうか本当?(笑)
ま、いい音すればいいんです。
本家本元のフェンダー作のジミヘン狙いのピックアップ。おまけにイバラさん。
これしかないかな。
というわけでさっそく交換しました。写真も撮らずに夢中で交換してしまったので、途中経過の画像はご紹介できないのですが…。そのうち、弦を換える時にでも中身の写真とってアップします。ハンダ付けが下手なのであんまり見せたくないんですが。
今回知人から譲ってもらった半田ごてがかなり使いやすくて良かったです。今までは30wぐらいのものを使っていたんですが、それだとポットの裏だとか分厚くて広い面積には向かないので苦労していましたが、60wのものを使ったら、ラクチンでした。
だからといってキレイにできたわけではないんですが。
コンデンサーは少し前にネットで見つけて買っておいたブラックキャットにしました。
70年代ならセラコンだろうと思うんですが、まあ要するにちょっとやってみたかったんです。
一応セラコンもありますので、しばらくしたら交換して実験してみるかもしれません。
ポットはCTSの250KΩで、全部Aカーブにしちゃいました。こないだメインギターのポットもCTSのに換えたんですが、たまたまかもしれないけどCTSのポットは固い!
ボリューム奏法を多用する者にとっては固すぎて回しにくくてしょうがない。
柔らかくて良いポットはないかなあ。
《→後日発見しました!
ALL PARTSから出している、CTS製のポットで、ヴィンテージ・タイプというやつです。
ポットの裏側の中心が凹んでいるのが特徴ですが、僕にとっては柔らかいことが最も重要です。ボリューム奏法をする人には絶対おすすめです!》
さて、肝心の音ですが。
今のところまだアンプで鳴らしておらず、何ともいえないのですが。
アンプシミュレーターで聴いた限りでは、悪くないです。
おもちゃみたいな音だったノイズレス・ピックアップとは明らかに違います。
まだセッティングで追い込む余地があるうえに、トレモロ・ブロックを換える等の改善の余地もあるのですが、結構イケるかもしれない!
ジミヘンのような音ではないと思いますが、それはギター本体の鳴りのせいだろうな。
ネックが太いので、その影響も大きいだろうな。
ピックアップ自体の音は、多分、結構いいんじゃないかな。
これからちょっとずつ、追い込んでいこう。
楽しみだな。