Fender japan stratocaster large head

 

書こうと思っていながらなかなか書けなかったけれど、去年の11月ぐらいにギターを買った。

Fender Japanの古いやつを、中古で安く手に入れた。

Eシリアルと呼ばれているもので、多分87年製ぐらいだと思う。

コンディションは中の下くらいだったけれど、致命的な問題はなかったので、ラッキーだったと思う。

ネックの調整をして、ボリュームとトーンのポットを交換して、ピックアップセレクターを交換して、コンデンサーを交換した。

ポットはCRLのヴィンテージタイプをボリュームに、トーンには普通のCRLを使った。

これには理由があって、普通のCRLは少し固いため、ボリューム奏法(バイオリン奏法ともいう)を頻繁にする僕にとっては非常にやりにくいから。ただしトーンは間違って触ってもあまり動かない方が助かるので、固い方が良い。僕にとっては。

ヴィンテージタイプは外見的に底面がくぼんでいることが特徴だけれど、ギターの中にあって見えない部分だから、あまり関係ない。それよりはトルクが弱めなことが重要で、僕にとってはとても使いやすい。

コンデンサーはよく分からないやつがもともと付いていたので、コーネルダブラーのブラックキャットに換えた。

ピックアップセレクターはCTSのものに換えた。

ついでにリア・ピックアップ選択時もトーンが効くように配線した。

ポットもセレクターも、問題がなければ交換したくなかったけれど、長い間使われていなかったギターのようで、ガリがひどかったのでやむを得ず交換した。

国産のギターにアメリカ製のパーツを載せたので、ねじのサイズが違い(ミリとインチ)、ねじ穴を広げなければならなかったのが、ちょっと面倒だった。

ハンダは基本的にヴィンテージのキースターを使用。

アウトプットジャックのホットだけ、ダッチボーイを使用。

線材はベルデン。

…という感じの調整で、もともとボディがよく鳴るギターなので、そこそこ良い音がするようになった。


このギターは70年代半ばのFender Stratocasterのコピーモデルだけれど、Fender Japanが始まってまだそれほど時間が経っていない時期に作られたので、いろいろとコピーし切れていない部分もある。

ボディのコンターやネックの太さなんかも少し違うと思うし、パーツは全部国産だし。

ただし、結果的に出て来る音は当時のFender Japanの特徴的なキャラクターを持っていて、これはこれで良いと思う。

ピックアップの交換なども試してみたい。

BODY:セン

NECK:メイプル


ボディは3ピースで、ナチュラルフィニッシュにしては木目のバランスは考慮されていない。

ボリュームのつまみは欠損していたので、メーカー不明のものを流用。


ピックアップカバーは黄色く焼けている。前の持ち主は結構ヘビースモーカーだったんだと思う。

70年代の特徴的なラージ・ヘッド。

Eシリアル。よくブログやホームページなどでこの部分にぼかしをかけている人を見かけるけど、どうしてだろう?

裏から見た図。けっこうボコボコです。シールを貼っていた日焼け跡もあり。

MADE IN JAPAN 昔はこの部分を削って、USA製気分で使っている人もよくいました。

もともと交換されていたストラップ・ピン。ゴールドが映えます。

このペグもこの時代の特徴。FENDER JAPANの刻印が入っています。

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